31日、厚生労働省は今年の高齢者の雇用状況を公表した。
継続雇用制度や定年延長など65歳までの「高齢者雇用確保措置」を
実施している企業は98.1%に達し、前年比で5.8ポイント増加した。
従業員31人以上の企業を対象に今年6月1日の状況をまとめた。
高齢者雇用法は、65歳までの雇用安定を図るため、雇用確保制度を設けることを義務づけているが、
雇用確保措置のない企業は2723社あり、強い指導をするという。
同省によると、過去1年間、60歳定年の会社では、約34万人が定年に達したが、
そのうち81.4%が継続雇用された。定年後の雇用を希望しなかったのは18.3%で、
雇用を望んだものの認められなかったのが0.3%だった。
(11月1日 毎日新聞より)