7日、厚生労働省は2011年3月に大学を卒業して就職した人のうち、
入社3年以内に離職した人の割合は前年比1.4ポイント増の32.4%だったと発表した。
リーマン・ショックの影響を受けた世代で、同省は「希望通りに就職できなかった人が多く、
近年の景気回復で転職しやすくなったためでは」と分析している。
発表によると、就職した人は前年より1万2106人多い37万7606人。
就職率は統計をとり始めた1997年3月卒以降で最低だった。うち12万2197人が離職した。
産業別の離職率では、ホテルや飲食店などの「宿泊業・飲食サービス業」が52.3%(前年比1.3ポイント増)と最も高く、
次いで美容院や遊園地などの「生活関連サービス業・娯楽業」48.6%(同3.2ポイント増)、
学習塾などの「教育・学習支援業」48.5%(同0.4ポイント減)だった。
(11月7日 読売新聞より)