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2018.03.30

〈「平成30年2月の有効求人倍率」〉1.58倍、前月比0.01ポイント低下

 厚生労働省が30日発表した

平成30年2月の「有効求人倍率(季節調整値)」は1.58倍で、 前月に比べて0.01ポイント低下した。

有効求人倍率は、全国のハローワークで仕事を探す人1人に対して何件の求人があるかを示す。

新規求人倍率(季節調整値)」2.30倍で、前月と比べて0.04ポイント低下となった。

 正社員の有効求人倍率は1.07倍となり、前月と同じ水準となった。

2月の有効求人(季節調整値)」は、前月より1.1%となり、有効求職者(同)0.3%減となった。
2月の新規求人(原数値)」は、同月より0.2増となった。

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉(季節調整値) 有効求人倍率〈正社員〉(季節調整値) 有効求人倍率〈パート〉(季節調整値)
2017年2月 2018年1月 2018年2月 2017年2月 2018年1月 2018年2月 2017年2月 2018年1月 20178年2月
1.44% 1.59% 1.58% 0.93% 1.07% 1.07% 1.60% 1.66% 1.67%

 これらを「業種別」にみると、「運輸業、郵便業(6.6%増)」が最も増え、

「製造業(5.4%増)」、「医療・福祉(3.7%増)」、「教育、学習支援業(2.1%増)、

「建設業(1.8%増)」などで増加となり、「宿泊業・飲食サービス業(8.5%減)」、

 「情報通信業(3.2%減)」、「 サービス業(他に分類されないもの)(1.8%減)」、

「卸売業、小売業(1.7%減)」、「学術研究、専門・技術サービス業(1.7%減)」などで減少となった。

【主要産業における対前年同月比の推移】(新規学卒者を除く)

  2017年 2018年
2月 3月 1月 2月
建設業 7.6% 6.9% 2.4% 1.8%
製造業 10.7% 7.9% 8.0% 5.4%
情報通信業 -3.4% -0.6% 1.2% -3.2%
運輸業、郵便業 5.6% 12.2% 3.9% 6.6%
卸売業、小売業 0.3% 4.9% -0.1% -1.7%
学術研究、専門・技術サービス業 0.4% 5.9% -6.5% -1.7%
宿泊業、飲食サービス業 3.7% 0.3% 0.3% -8.5%
生活関連サービス業、娯楽業 3.7% 6.1% -0.6% 0.4%
教育、学習支援業 1.7% -4.9% 4.9% 2.1%
医療、福祉 5.2% 6.8% 3.1% 3.3%
サービス業(他に分類されないもの) 7.7% 7.7% 2.1% -1.8%

 求人票を受理したハローワークごとの「受理地別」にみると、最高が東京都の2.09倍、最低が沖縄県の1.14倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」でみると、最高が富山県の2.17倍、 最低が北海道の1.25倍となった。

【都道府県・地域別有効求人倍率(就業地別・季節調整値)】(新規学卒者を除きパートタイムを含む)

  2017年 2018年
2月 3月 1月 2月
北海道 1.13% 1.14% 1.26% 1.25%
宮城県 1.59% 1.59% 1.72% 1.70%
富山県 1.91% 1.94% 2.16% 2.17%
東京都 1.44% 1.45% 1.51% 1.52%
愛知県 1.70% 1.73% 1.88% 1.86%
大阪府 1.30% 1.31% 1.46% 1.45%
広島県 1.66% 1.65% 1.79% 1.78%
徳島県 1.46% 1.47% 1.55% 1.50%
福岡県 1.32% 1.33% 1.47% 1.46%
沖縄県 1.13% 1.12% 1.29% 1.27%

 また、総務省が同日発表した2月の「完全失業率」は1月と比べて0.1ポイント増加の2.5%だった。

「完全失業者」166万人。前年同月に比べ22万人の減少で、93ヶ月連続の減少だった。

【完全失業率】

  年平均 月次(季節調整値)
2015年 2016年 2017年 2017年11月 2017年12月 2018年1月 2018年2月
完全失業率 3.4% 3.1% 2.8% 2.7% 2.7% 2.4% 2.5%

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