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2018.04.27

〈「平成30年3月の有効求人倍率」〉1.59倍、前月比0.01ポイント上昇

 厚生労働省が27日発表した

平成30年3月の「有効求人倍率(季節調整値)」は1.59倍で、 前月に比べて0.01ポイント上昇した。

有効求人倍率は、全国のハローワークで仕事を探す人1人に対して何件の求人があるかを示す。

新規求人倍率(季節調整値)」2.41倍で、前月と比べて0.11ポイント上昇となった。

 正社員の有効求人倍率は1.08倍となり、前月と比べて0.11ポイント上昇となった。

3月の有効求人(季節調整値)」は、前月より0.6となり、有効求職者(同)1.0%減となった。
3月の新規求人(原数値)」は、同月より3.1増となった。

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉(季節調整値) 有効求人倍率〈正社員〉(季節調整値) 有効求人倍率〈パート〉(季節調整値)
2017年3月 2018年2月 2018年3月 2017年3月 2018年2月 2018年3月 2017年3月 2018年2月 20178年3月
1.45% 1.58% 1.59% 0.95% 1.07% 1.08% 1.59% 1.67% 1.67%

 これらを「業種別」にみると、「製造業(7.6%増)」が最も増え、

「建設業(5.9%増)」「教育、学習支援業(5.3%増)、

「医療・福祉(5.0%増)」、「運輸業、郵便業(4.3%増)」などで増加となり、

「情報通信業(7.8%減)」、「 サービス業(他に分類されないもの)(0.1%減)」

などで減少となった。

【主要産業における対前年同月比の推移】(新規学卒者を除く)

  2017年 2018年
3月 4月 2月 3月
建設業 6.5% 6.9% 1.8% 5.9%
製造業 11.0% 7.9% 5.4% 7.6%
情報通信業 -0.6% 2.6% -3.2% -7.8%
運輸業、郵便業 12.2% 8.3% 6.6% 4.3%
卸売業、小売業 4.9% -3.8% -1.7% 2.8%
学術研究、専門・技術サービス業 5.9% 1.8% -1.7% 2.9%
宿泊業、飲食サービス業 0.3% 2.2% -8.5% 1.9%
生活関連サービス業、娯楽業 6.1% 6.1% 0.4% 0.2%
教育、学習支援業 -4.9% 2.4% 2.1% 5.3%
医療、福祉 6.8% 3.2% 3.7% 5.0%
サービス業(他に分類されないもの) 7.7% 5.7% -1.8% -0.1%

 求人票を受理したハローワークごとの「受理地別」にみると、最高が東京都の2.07倍、最低が沖縄県の1.12倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」でみると、最高が富山県の2.17倍、 最低が高知県の1.23倍となった。

【都道府県・地域別有効求人倍率(就業地別・季節調整値)】(新規学卒者を除きパートタイムを含む)

  2017年 2018年
2月 3月 2月 3月
北海道 1.13% 1.14% 1.25% 1.25%
宮城県 1.59% 1.59% 1.70% 1.73%
富山県 1.91% 1.94% 2.17% 2.17%
東京都 1.44% 1.45% 1.52% 1.50%
愛知県 1.70% 1.73% 1.86% 1.88%
大阪府 1.30% 1.31% 1.45% 1.47%
広島県 1.66% 1.65% 1.78% 1.78%
高知県 1.15% 1.16% 1.26% 1.23%
福岡県 1.32% 1.33% 1.46% 1.44%
沖縄県 1.13% 1.12% 1.27% 1.25%

 また、総務省が同日発表した3月の「完全失業率」は2月と比べて同率の2.5%だった。

「完全失業者」173万人。前年同月に比べ15万人の減少で、94ヶ月連続の減少だった。

【完全失業率】

  年平均 月次(季節調整値)
2015年 2016年 2017年 2017年12月 2018年1月 2018年2月 2018年3月
完全失業率 3.4% 3.1% 2.8% 2.7% 2.4% 2.5% 2.5%

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