通信教育大手のベネッセホールディングスは2日、グループ約40社で300人程度の希望退職者を募ると発表した。
1955年の創業以来初めてのことだ。
個人情報が大量に流出した問題の影響などで業績が低迷しており、人員削減が不可避と判断した。
グループの正社員数は約2万人。募集は18日から始める。退職日は来年3月末の予定で、退職金を上積みする。
同社は2015年3月期に「構造改革費用」として約50億円を計上する。
「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」など主力の通信教育は、少子化に加えて、
情報流出問題で新規会員の勧誘を停止したこともあって国内会員数が減少した。
(12月2日 朝日新聞より)