大塚製薬は2日、米国のバイオベンチャー「アバニア ファーマシューティカルズ」(カリフォルニア州)を
TOB(株式公開買い付け)などにより買収することで両社が合意したと発表した。
買収額は35億3900万ドル(約4200億円)。
買収により、アバニア社が得意とする神経疾患分野の開発技術を取り込み、事業拡大を図る。
TOBは今月中旬に開始し、来年3月末までにアバニア社の株式を100%取得する。
記者会見した大塚製薬の持ち株会社、大塚ホールディングスの樋口達夫社長は「神経疾患領域への本格参入により、
中枢神経系事業全体の展開を強化する」と述べた。
(12月2日 時事通信より)