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2018.10.30

〈「平成30年9月の有効求人倍率」〉1.64倍、前月比0.01ポイント上昇

 厚生労働省が30日発表した

平成30年9月の「有効求人倍率(季節調整値)」は1.64倍で、 前月と比べて0.01ポイント上昇であった。

有効求人倍率は、全国のハローワークで仕事を探す人1人に対して何件の求人があるかを示す。

新規求人倍率(季節調整値)」2.50で、前月と比べて0.16ポイント上昇となった。

 正社員の有効求人倍率は1.14倍となり、前月と比べて0.01ポイント上昇となった。

9月の有効求人(季節調整値)」は、前月より0.4%減となり、有効求職者(同)は前月に比べて0.6%減となった。
9月の新規求人(原数値)」は、前年同月と比べて6.6%減となった。

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉(季節調整値) 有効求人倍率〈正社員〉(季節調整値) 有効求人倍率〈パート〉(季節調整値)
2017年7月 2018年8月 2018年9月 2017年7月 2018年8月 2018年9月 2017年7月 2018年8月 2018年9月
1.63% 1.63% 1.64% 1.13% 1.13% 1.14% 1.47% 1.54% 1.55%

 これらを「業種別」にみると、「情報通信業(13.4%減)」が最も減少し、

教育、学習支援業(13.1%減)」、「生活関連サービス業、娯楽業(10.1%減)」、

宿泊業、飲食サービス(9.6%減)」、「サービス業(他に分類されないもの)

( 9.2%減)」で減少となった。

【主要産業における対前年同月比の推移】(新規学卒者を除く)

  2017年 2018年
9月 10月 8月 9月
建設業 6.6% 6.1% 5.0% -0.4%
製造業 11.3% 12.8% 5.9% -4.5%
情報通信業 -0.9% 9.3% 1.9% -13.4%
運輸業、郵便業 10.2% 7.3% 8.0% -4.6%
卸売業、小売業 0.7% 6.6% 3.3% -8.2%
学術研究、専門・技術サービス業 0.6% 3.5% -1.9% -9.1%
宿泊業、飲食サービス業 3.8% 0.4% -3.0% -9.6%
生活関連サービス業、娯楽業 1.0% 2.1% -0.1% -10.1%
教育、学習支援業 3.1% -0.9% -5.6% -13.1%
医療、福祉 8.6% 7.9% 5.8% -4.2%
サービス業(他に分類されないもの) 4.6% 8.3% 2.5% -9.2%

 求人票を受理したハローワークごとの「受理地別」にみると、最高は東京都の2.18倍、

最低は北海道神奈川県の1.19倍となり、実際に仕事をする「就業地別」でみると、

最高が福井県の2.20倍、 最低が北海道の1.23倍となった。

【都道府県・地域別有効求人倍率(就業地別・季節調整値)】(新規学卒者を除きパートタイムを含む)

  2017年 2018年
9月 10月 8月 9月
北海道 1.18% 1.19% 1.23% 1.23%
宮城県 1.64% 1.68% 1.68% 1.68%
福井県 2.09% 2.08% 2.27% 2.20%
東京都 1.49% 1.51% 1.58% 1.61%
神奈川県 1.36% 1.37% 1.39% 1.40%
愛知県 1.79% 1.82% 1.94% 1.95%
大阪府 1.40% 1.42% 1.55% 1.56%
広島県 1.74% 1.74% 1.86% 1.88%
高知県 1.23% 1.25% 1.31% 1.30%
福岡県 1.41% 1.43% 1.49% 1.47%
沖縄県 1.23% 1.27% 1.36% 1.40%

 また、総務省が同日発表した9月の「完全失業率」2.3。前月に比べて0.1ポイント減少だった。

「完全失業者」162万人。前年同月に比べ28万人の減少で、100ヶ月連続の減少だった。

【完全失業率】

  年平均 月次(季節調整値)
2015年 2016年 2017年 2018年6月 2018年7月 2018年8月 2018年9月
完全失業率 3.4% 3.1% 2.8% 2.4% 2.5% 2.4%     2.3%

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