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2018.12.03

〈「平成30年10月の有効求人倍率」〉1.62倍、前月比0.02ポイント下降

 厚生労働省が30日発表した

平成30年10月の「有効求人倍率(季節調整値)」は1.62倍で、 前月と比べて0.02ポイント 下回った。

有効求人倍率は、全国のハローワークで仕事を探す人1人に対して何件の求人があるかを示す。

新規求人倍率(季節調整値)」2.40で、前月と比べて0.10ポイント下回った。

 正社員の有効求人倍率は1.13倍となり、前月と比べて0.10ポイント下回った。

10月の有効求人(季節調整値)」は、前月より0.5%減となり、有効求職者(同)は前月に比べて0.6%増となった。
10月の新規求人(原数値)」は、前年同月と比べて4.6%減となった。

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉(季節調整値) 有効求人倍率〈正社員〉(季節調整値) 有効求人倍率〈パート〉(季節調整値)
2017年8月 2018年9月 2018年10月 2017年7月 2018年9月 2018年10月 2017年8月 2018年9月 2018年10月
1.63% 1.64% 1.62% 1.13% 1.14% 1.13% 1.54% 1.55% 1.56%

 これらを「業種別」にみると、

運輸業、郵便業(11.1%増)」、「学術研究、専門・技術サービス業(8.8%増)」、「製造業(7.2%増)」、

医療、福祉(6.1%増)」、「建設業(5.2%増)」などで増加となりました。

【主要産業における対前年同月比の推移】(新規学卒者を除く)

  2017年 2018年
10月 11月 9月 10月
建設業 6.1% 9.1% -0.4% 5.2%
製造業 12.8% 9.3% -4.5% 7.2%
情報通信業 9.3% 4.3% -13.4% 0.4%
運輸業、郵便業 7.3% 12.7% -4.6% 11.1%
卸売業、小売業 6.6% 3.5% -8.2% 0.1%
学術研究、専門・技術サービス業 3.5% 9.5% -9.1% 8.8%
宿泊業、飲食サービス業 0.4% -1.6% -9.6% 4.1%
生活関連サービス業、娯楽業 2.1% 9.3% -10.1% 0.4%
教育、学習支援業 -0.9% 6.8% -13.1% 3.8%
医療、福祉 7.9% 6.1% -4.2% 6.1%
サービス業(他に分類されないもの) 8.3% 2.2% -9.2% 4.2%

 求人票を受理したハローワークごとの「受理地別」にみると、最高は東京都の2.13倍、

最低は沖縄の1.17倍となり、実際に仕事をする「就業地別」でみると、

最高が福井県の2.19倍、 最低が北海道の1.24倍となった。

【都道府県・地域別有効求人倍率(就業地別・季節調整値)】(新規学卒者を除きパートタイムを含む)

  2017年 2018年
10月 11月 9月 10月
北海道 1.19% 1.20% 1.23% 1.24%
宮城県 1.68% 1.67% 1.68% 1.64%
福井県 2.08% 2.10% 2.20% 2.19%
東京都 1.51% 1.54% 1.61% 1.56%
神奈川県 1.37% 1.37% 1.40% 1.39%
愛知県 1.82% 1.84% 1.95% 1.92%
大阪府 1.42% 1.44% 1.56% 1.56%
広島県 1.74% 1.76% 1.88% 1.85%
高知県 1.25% 1.28% 1.30% 1.30%
福岡県 1.43% 1.45% 1.47% 1.45%
沖縄県 1.27% 1.28% 1.40% 1.31%

 また、総務省が同日発表した10月の「完全失業率」2.4。前月に比べて0.1ポイント上昇だった。

「完全失業者」163万人。前年同月に比べ18万人の減少で、101ヶ月連続の減少だった。

【完全失業率】

  年平均 月次(季節調整値)
2015年 2016年 2017年 2018年7月 2018年8月 2018年9月 2018年10月
完全失業率 3.4% 3.1% 2.8% 2.5% 2.4% 2.3%     2.4%

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