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2018.12.28

〈「平成30年11月の有効求人倍率」〉1.63倍、前月比0.01ポイント上昇

 厚生労働省が28日発表した

平成30年11月の「有効求人倍率(季節調整値)」は1.63倍で、 前月と比べて0.01ポイント上昇であった。

有効求人倍率は、全国のハローワークで仕事を探す人1人に対して何件の求人があるかを示す。

新規求人倍率(季節調整値)」2.40で、前月と同じ水準であった。

 正社員の有効求人倍率は1.13倍となり、前月と同じ水準であった。

11月の有効求人(季節調整値)」は、前月より1.0%増となり、有効求職者(同)は前月に比べて0.4%増となった。
11月の新規求人(原数値)」は、前年同月と比べて 2.6%増となった。

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉(季節調整値) 有効求人倍率〈正社員〉(季節調整値) 有効求人倍率〈パート〉(季節調整値)
2017年11月 2018年10月 2018年11月 2017年11月 2018年10月 2018年11月 2017年11月 2018年10月 2018年11月
1.56% 1.62% 1.63% 1.05% 1.13% 1.13% 1.58% 1.56% 1.58%

 これらを「業種別」にみると、

建設業(7.1%増)」、「運輸業、郵便業(5.2%増)」、「医療、福祉(5.1%増)」、

教育、学習支援業(2.9%増)」、「製造業(2.6%増)」などで増加となり、

生活関連サービス業、娯楽業(6.3%減)」、「宿泊業、飲食サービス業(3.8%減)」などで減少となった。

【主要産業における対前年同月比の推移】(新規学卒者を除く)

  2017年 2018年
11月 12月 10月 11月
建設業 9.1% 9.6% 5.2% 7.1%
製造業 9.3% 16.6% 7.2% 2.6%
情報通信業 4.3% 1.5% 0.4% -0.4%
運輸業、郵便業 12.7% 11.9% 11.1% 5.2%
卸売業、小売業 3.5% 5.0% 0.1% 1.9%
学術研究、専門・技術サービス業 9.5% 10.2% 8.8% 2.4%
宿泊業、飲食サービス業 −1.6% 12.2% 4.1% -3.8%
生活関連サービス業、娯楽業 9.3% 2.3% 0.4% -6.3%
教育、学習支援業 6.8% 4.0% 3.8% 2.9%
医療、福祉 6.1% 11.2% 6.1% 5.1%
サービス業(他に分類されないもの) 2.2% 10.6% 4.2% 2.5%

 求人票を受理したハローワークごとの「受理地別」にみると、最高は東京都の2.13倍、

最低は沖縄の1.17倍となり、実際に仕事をする「就業地別」でみると、

最高が福井県の2.20倍、 最低が北海道高知の1.24倍となった。

【都道府県・地域別有効求人倍率(就業地別・季節調整値)】(新規学卒者を除きパートタイムを含む)

  2017年 2018年
11月 12月 10月 11月
北海道 1.20% 1.24% 1.24% 1.24%
宮城県 1.67% 1.72% 1.64% 1.67%
福井県 2.10% 2.09% 2.19% 2.20%
東京都 1.54% 1.55% 1.56% 1.56%
愛知県 1.84% 1.86% 1.92% 1.93%
大阪府 1.44% 1.45% 1.56% 1.54%
広島県 1.76% 1.81% 1.85% 1.87%
高知県 1.28% 1.31% 1.30% 1.24%
福岡県 1.45% 1.48% 1.45% 1.44%
沖縄県 1.28% 1.28% 1.31% 1.31%

 また、総務省が同日発表した11月の「完全失業率」2.5。前月に比べて0.1ポイント上昇だった。

「完全失業者」168万人。前年同月に比べ10万人の減少で、102ヶ月連続の減少だった。

【完全失業率】

  年平均 月次(季節調整値)
2015年 2016年 2017年 2018年9月 2018年10月 2018年11月
完全失業率 3.4% 3.1% 2.8% 2.3% 2.4%     2.5%

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