米労働省が9日発表した昨年12月の雇用統計で、景気を反映する
「非農業部門の就業者数」(季節調整済み)は前月より25万2千人増え、
専門家の予想(24万人前後の増加)を上回った。昨年1年間でみると、
就業者数は295万人増え、1999年以来15年ぶりの高い伸びとなった。
12月の失業率は5.6%で、前月から0.2ポイント改善した。
市場予想(5.7%)より下がり、2008年6月以来の水準となった。
就業者の増加数は、失業率が着実に下がる目安とされる「20万人」を、
11カ月連続で超えた。
11カ月連続の大台超えは、1990年代半ば以来となる。
会計や法務などの専門職、建設、飲食業など、
幅広い業種で就業者が増えた。平均時給は前月より減り、
前年比でも1.7%の増加にとどまった。
米国の景気・人材雇用の動向は、日本経済の再生・デフレ脱却へ向けるなかで、
最も影響を受けやすく注目していかなければならないところです。
つねに私どもブレイブも国内外問わず世界の人材・雇用問題にも
視野を広げて取り組んでいきたいと考えています。
(2015年1月9日 朝日新聞より抜粋)