〈「令和元年8月の有効求人倍率」〉1.59倍、前月比同水準

2019.10.01

　厚生労働省が10月1日発表した

令和元年8月の「有効求人倍率（季節調整値）」は1.59倍で、前月と比べて同水準だった。

有効求人倍率は、全国のハローワークで仕事を探す人１人に対して何件の求人があるかを示す。

「新規求人倍率（季節調整値）」は、2.45倍で、前月と比べて0.11ポイント上昇した。

「正社員の有効求人倍率」は、1.14倍となり、前月と比べて同水準だった。

8月の「有効求人（季節調整値）」は、前月に比べて0.1%増となり、

「有効求職者（同）」は前月に比べて0.2%増となった。

【有効求人倍率】

これらを「業種別」にみると、

「教育、学習支援業（1.5％増）」で増加となり、

「製造業（15.9％減）」、「卸売業、小売業（8.9％減）」、

「サービス業（他に分類されないもの）（8.3％減）」、

「生活関連サービス業、娯楽業（7.8％減）」

「運輸業、郵便業（7.7％減）」などで減少となった。

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

　求人票を受理したハローワークごとの「受理地別」にみると、

東京都の2.10倍、最低は神奈川県の1.18倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」でみると、

最高が岐阜県の2.13倍、最低が北海道と高知県の1.29倍となった。

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

　また、総務省が同日発表した8月の「完全失業率」は2.2％で前月に比べて同率だった。

「完全失業者」は157万人。前年同月に比べ13万人の減少で、3ヶ月連続の減少だった。

【完全失業率】

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