厚生労働省が1月31日発表した
令和元年12月の「有効求人倍率
（季節調整値）」は1.57倍で、
前月と同水準となった。
有効求人倍率は、全国のハロー
ワークで仕事を探す人１人に
対して何件の求人があるかを示す。
「新規求人倍率（季節調整値）」
は、2.43倍で、前月に比べて
0.11ポイント上昇した。
「正社員の有効求人倍率」は、
1.13倍となり、前月と同水準
となった。
12月の「有効求人（季節調整値）
」は、前月に比べて0.2%増となり、
「有効求職者（同）」も
前月に比べて0.3%減となった。
【有効求人倍率】
| 有効求人倍率〈全数〉（季節調整値） | 有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値） | 有効求人倍率〈パート〉（季節調整値） | ||||||
| 2018年12月 | 2019年11月 | 2019年12月 | 2018年12月 | 2019年11月 | 2019年12月 | 2018年12月 | 2019年11月 | 2019年12月 |
| 1.57倍 | 1.57倍 | 1.57倍 | 1.14倍 | 1.13倍 | 1.13倍 | 1.62倍 | 1.51倍 | 1.58倍 |
これらを「業種別」にみると、
「教育、学習支援業（7.7％増）」、
「医療、福祉（6.8％増）」、
「建設業（4.3％増）」、
「学術研究、専門・
技術サービス業（3.9％増）」
で増加となり、
「製造業（11.6％減）」、
「サービス業（他に分類され
ないもの）（2.7％減）」、
「宿泊業、飲食サービス業
（1.3％減）」、「運輸業、
郵便業」（1.2％減）」 、
「生活関連サービス業、娯楽業」
（0.6％減）」、「卸売業、
小売業」（0.6％減）」
などで減少となった。
【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）
| 2018年 | 2019年 | 2019年 | ||
| 2018年12月 | 2019年1月 | 2019年11月 | 2019年12月 | |
| 建設業 | 0.4% | 7.3% | ー4.5% |
4.3% |
| 製造業 |
-6.7% |
0.5% |
ー19.3% | ー11.6% |
| 情報通信業 |
ー3.4% |
−1.7％ | ー4.2% | ー0.2% |
| 運輸業、郵便業 |
0.8% |
7.0% |
ー6.7% |
ー1.2% |
| 卸売業、小売業 |
−8.0% |
0.7% |
ー9.9% |
ー0.6% |
| 学術研究、専門・ 技術サービス業 |
ー5.3% | 3.7% |
ー7.9% |
3.9% |
| 宿泊業、飲食サービス業 | −11.3% |
2.9% |
ー0.7% |
ー1.3% |
| 生活関連サービス業、 娯楽業 |
−6.2% |
-2.8% |
ー3.3% | ー0.6% |
| 教育、学習支援業 | ー8.6% | -5.3% |
ー3.7% |
7.7% |
| 医療、福祉 |
ー2.9% |
5.0% | ー1.8% | 6.8% |
| サービス業（他に 分類されないもの） |
ー9.6% |
2.6% | ー13.1% |
ー2.7% |
求人票を受理したハローワーク
ごとの「受理地別」にみると、
東京都の2.08倍、最低は長崎県の
1.17倍となり、実際に仕事をする
「就業地別」でみると、
最高が福井県の2.15倍、
最低が高知1.26倍となった。
【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）
| 2018年 | 2019年 | 2019年 | ||
| 2018年12月 | 2019年1月 | 2019年11月 | 2019年12月 | |
| 北海道 | 1.27倍 | 1.28倍 | 1.33倍 | 1.37倍 |
| 宮城県 | 1.68倍 | 1.67倍 | 1.59倍 | 1.59倍 |
| 福井県 | 2.23倍 | 2.25倍 | 2.07倍 | 2.15倍 |
| 東京都 | 1.56倍 | 1.54倍 | 1.50倍 | 1.50倍 |
| 神奈川県 | 1.44倍 | 1.42倍 | 1.40倍 | 1.41倍 |
| 愛知県 | 1.92倍 | 1.92倍 | 1.81倍 | 1.77倍 |
| 大阪府 | 1.54倍 | 1.53倍 | 1.49倍 | 1.50倍 |
| 広島県 | 1.84倍 | 1.83倍 | 1.75倍 | 1.74倍 |
| 高知県 | 1.25倍 | 1.26倍 | 1.26倍 | 1.26倍 |
| 福岡県 | 1.41倍 | 1.43倍 | 1.37倍 | 1.41倍 |
| 沖縄県 | 1.35倍 | 1.38倍 | 1.35倍 | 1.23倍 |
また、総務省が同日発表した
12月の「完全失業率」は2.2％で
前月と同率となった。
「完全失業者」は145万人。
前年同月に比べ14万人の減少で、
2ヶ月連続の減少だった。
【完全失業率】
| 年平均 | 月次（季節調整値） | |||||||
| 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2019年9月 | 2019年10月 | 2019年11月 | 2019年12月 | |
| 完全失業率 | 3.1% | 2.8% | 2.4% | 2.4% | 2.4% | 2.4% | 2.2% | 2.2% |
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