〈「令和2年6月の有効求人倍率」〉1.11倍、前月比0.09ポイント低下

　厚生労働省が7月31日発表した

令和2年6月の「有効求人倍率

（季節調整値）」は1.11倍で、

前月に比べて0.09ポイント低下した。

有効求人倍率は、全国のハロー

ワークで仕事を探す人１人に

対して何件の求人があるかを示す。

「新規求人倍率（季節調整値）」

は、1.72倍で、前月に比べて

0.16ポイント下回りました。

「正社員の有効求人倍率」は、

0.84倍となり、前月に比べて

0.06ポイント下回りました。

6月の「有効求人（季節調整値）

」は、前月に比べて1.9%減となり、

「有効求職者（同）」も

前月に比べて5.4%増となりました。

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉（季節調整値）			有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値）			有効求人倍率〈パート〉（季節調整値）
2019年6月	2020年5月	2020年6月	2019年6月	2020年5月	2020年6月	2019年6月	2020年5月	2020年6月
1.61倍	1.20倍	1.11倍	1.15倍	0.90倍	0.84倍	1.37倍	1.03倍	0.97倍

これらを「業種別」にみると、

「建設業」（2.6％増）」で増加となり、

「生活関連サービス業、
娯楽業」（34.8％減）」、

「製造業（34.2％減）」、

「宿泊業（29.4％減）」、

「卸売業、小売業（26.9％減）」、

「運輸業・郵便業（26.8％減）」、

などで減少となった。

 

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

	2019年		2020年
	6月	7月	5月	6月
建設業	ー0.0%	7.9%	ー11.3%	2.6%
製造業	ー12.5％	ー5.9％	ー42.8%	ー34.2%
情報通信業	ー4.5%	4.8%	ー33.6%	ー19.7%
運輸業、郵便業	ー5.2%	1.7%	ー37.0%	ー26.8%
卸売業、小売業	ー6.1％	0.5％	ー35.9%	ー26.9%
学術研究、専門・ 技術サービス業	ー1.1%	ー0.3%	ー35.4%	ー15.7%
宿泊業、飲食サービス業	ー5.2%	7.0%	ー55.9%	ー29.4%
生活関連サービス業、 娯楽業	ー2.4%	ー2.8%	ー44.2%	ー34.8%
教育、学習支援業	4.6%	4.7%	ー36.6%	ー14.7%
医療、福祉	1.6%	8.1%	ー17.9%	ー9.0%
サービス業（他に 分類されないもの）	ー9.3%	ー2.1%	ー37.7%	ー22.6%

　求人票を受理したハローワーク

ごとの「受理地別」にみると、

最高は福井県の1.53倍、

最低は沖縄県の0.68倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」

でみると、最高が福井県の1.59倍、

最低が沖縄県の

0.75倍となった。

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

	2019年			2020年
	5月	6月	7月	6月
北海道	1.28倍	1.28倍	1.29倍	1.00倍
宮城県	1.65倍	1.63倍	1.61倍	1.21倍
福井県	2.20倍	2.17倍	2.00倍	1.59倍
東京都	1.54倍	1.53倍	1.51倍	1.02倍
神奈川県	1.41倍	1.40倍	1.39倍	0.99倍
愛知県	1.92倍	1.90倍	1.88倍	1.13倍
大阪府	1.55倍	1.54倍	1.53倍	1.04倍
広島県	1.85倍	1.83倍	1.81倍	1.27倍
高知県	1.30倍	1.30倍	1.31倍	1.00倍
福岡県	1.45倍	1.44倍	1.43倍	0.98倍
沖縄県	1.33倍	1.34倍	1.34倍	0.75倍

　また、総務省が同日発表した

6月の「完全失業率」は2.8％で

前月に比べ0.1ポイント低下となった。

「完全失業者」は195万人。

前年同月に比べ33万人の増加で、

5ヶ月連続の増加だった。

【完全失業率】

	年平均			月次（季節調整値）
	2017年	2018年	2019年	2020年4月	2020年5月	2020年6月
完全失業率	2.8%	2.4%	2.4%	2.6%	2.9%	2.8%

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