〈「令和3年1月の有効求人倍率」〉1.10倍、前月比0.05ポイント上昇

 

　厚生労働省が3月2日発表した

令和3年1月の「有効求人倍率

（季節調整値）」は1.10倍で、

前月と比べて0.05ポイント上昇

となった。

有効求人倍率は、全国のハロー

ワークで仕事を探す人１人に

対して何件の求人があるかを

示す。

 

「新規求人倍率（季節調整値）」

は、2.03倍で、前月に比べて

0.08ポイント低下しました。

「正社員の有効求人倍率」は、

0.79倍となり、前月を0.02

ポイント上回りました。

 

1月の「有効求人（季節調整値）

」は、前月に比べて3.1%増と

なり、「有効求職者（同）」も

前月に比べて2.3%減となりました。

 

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉（季節調整値）			有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値）			有効求人倍率〈パート〉（季節調整値）
2020年 1月	2020年 12月	2021年 1月	2020年 1月	2020年 12月	2021年 1月	2020年 1月	2020年 12月	2021年 1月
1.51倍	1.05倍	1.10倍	1.05倍	0.77倍	0.79倍	1.49倍	1.01倍	1.02倍

 

 

 

これらを「業種別」にみると、

「建設業（11,9％増）」で増加と

なり、「宿泊業・飲食業（37.5％

減）」、「生活関連サービス業、
娯楽業」（26.2％減）」、

「卸売業、小売業（17.2％減）」、

「情報通信業」（16.3％減）」、

「学術研究、専門・技術サービス

業（12.2％減）」などで減少と

なりました。

 

 

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

	2020年			2021年
	1月	2月	12月	1月
建設業	ー12.4％	ー11.9%	6,5%	11.9%
製造業	ー26.1％	ー24.7％	ー18.0%	ー11.3%
情報通信業	ー18.8％	ー13.1％	ー26.8%	ー16.3%
運輸業、郵便業	ー21.1％	ー13.2％	ー25.2%	ー10.7%
卸売業、小売業	ー22.5％	ー17.6％	ー28.3%	ー17.2%
学術研究、専門・ 技術サービス業	ー15.1％	ー17.7％	ー18.9%	ー12.2%
宿泊業、飲食サービス業	ー20.6％	ー11.8％	ー31.4%	ー37.5%
生活関連サービス業、 娯楽業	ー16.1％	ー18.0％	ー30.8%	ー26.2%
教育、学習支援業	ー8.1％	ー7.3％	ー9.2%	ー11.6%
医療、福祉	ー8.6％	ー7.0％	ー12.0%	ー5.1%
サービス業（他に 分類されないもの）	ー23.6％	ー21.0％	ー16.5%	ー6.9%

 

 

 

　求人票を受理したハローワーク

ごとの「受理地別」にみると、

最高は福井県の1.57倍、

最低は沖縄県の0.71倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」

でみると、最高が福井県の1.64倍、

最低が沖縄県の0.77倍となった。

 

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

	2020年			2021年
	1月	2月	12月	1月
北海道	1.25倍	1.24倍	1.08倍	1.02倍
宮城県	1.49倍	1.45倍	1.17倍	1.19倍
福井県	2.03倍	1.99倍	1.62倍	1.64倍
東京都	1.40倍	1.40倍	0.88倍	0.91倍
神奈川県	1.31倍	1.28倍	0.88倍	0.89倍
愛知県	1.66倍	1.54倍	1.01倍	1.04倍
大阪府	1.42倍	1.39倍	0.92倍	0.97倍
広島県	1.62倍	1.60倍	1.12倍	1.15倍
高知県	1.26倍	1.21倍	1.05倍	1.09倍
福岡県	1.34倍	1.31倍	0.92倍	0.94倍
沖縄県	1.25倍	1.24倍	0.79倍	0.77倍

 

 

 

　また、総務省が同日発表した

2021年1月の「完全失業率」は

2.9％で、前月と比べて

0.1ポイント低下となった。

「完全失業者」は197万人。

前年同月に比べ38万人の増加で、

12ヶ月連続の増加だった。

 

【完全失業率】

	年平均			月次（季節調整値）
	2018年	2019年	2020年	2020年11月	12月	2021年1月
完全失業率	2.4%	2.4%	2.8%	3.0%	3.0%	2.9%

 

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