〈「令和3年3月の有効求人倍率」〉1.10倍、前月比0.01ポイント上昇

 

　厚生労働省が4月30日発表した

令和3年3月の「有効求人倍率

（季節調整値）」は1.10倍で、

前月と比べて0.01ポイント

上回りました。

有効求人倍率は、全国のハロー

ワークで仕事を探す人１人に

対して何件の求人があるかを

示す。

 

「新規求人倍率（季節調整値）」

は、1.99倍で、前月に比べて

0.11ポイント上回りました。

「正社員の有効求人倍率」は、

0.84倍となり、前月を0.02

ポイント上回りました。

 

3月の「有効求人（季節調整値）

」は、前月に比べて1.6%増と

なり、「有効求職者（同）」も

前月に比べて0.4% 増となりました。

 

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉（季節調整値）			有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値）			有効求人倍率〈パート〉（季節調整値）
2020年 3月	2021年 2月	2021年 3月	2020年 3月	2021年 2月	2021年 3月	2020年 3月	2021年 2月	2021年 3月
1.40倍	1.09倍	1.10倍	0.82倍	0.84倍	1.01倍	1.37倍	1.04倍	1.02倍

 

 

これらを「業種別」にみると、

「建設業 (16.3％増)」､「製造業

(8.5％増)」､「サービス業 (他に

分類されないもの) (7.0％増)」で

増加となり､「生活関連サービス

業､娯楽業 (14.8％減)」､「卸売業､

小売業 (12.6％減)」､「情報通信業

(11.0％減)」などで減少となりました。

 

 

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

	2020年		2021年
	3月	4月	2月	3月
建設業	ー6.4％	ー15.8%	10.0%	16.3%
製造業	ー22.8％	ー40.3％	ー9.8%	8.5%
情報通信業	ー36.0％	ー36.0％	ー23.2%	ー11.0%
運輸業、郵便業	ー14.6％	ー30.6％	ー21.0%	ー6.7%
卸売業、小売業	ー15.0％	ー34.8％	ー23.2%	ー12.6%
学術研究、専門・ 技術サービス業	ー36.6％	ー36.6％	ー9.4%	5.7%
宿泊業、飲食サービス業	ー19.9％	ー47.9％	ー41.0%	ー6.0%
生活関連サービス業、 娯楽業	ー16.6％	ー44.0％	ー23.2%	ー14.8%
教育、学習支援業	1.4％	ー38.1％	ー18.8%	0.1%
医療、福祉	ー3.4％	ー21.7％	ー7.9%	ー1.3%
サービス業（他に 分類されないもの）	ー18.1％	ー36.5％	ー12.5%	7.0%

 

 

　求人票を受理したハローワーク

ごとの「受理地別」にみると、

最高は福井県の1.62倍、

最低は沖縄県の0.69倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」

でみると、最高が福井県の1.70倍、最低が沖縄県の0.76倍となった。

 

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

	2020年		2021年
	3月	4月	2月	3月
北海道	1.16倍	1.20倍	0.87倍	0.96倍
宮城県	1.39倍	1.35倍	1.20倍	1.25倍
福井県	1.87倍	1.96倍	1.64倍	1.70倍
東京都	1.33倍	1.22倍	0.92倍	0.88倍
神奈川県	1.22倍	1.21倍	0.89倍	0.87倍
愛知県	1.46倍	1.38倍	1.08倍	1.05倍
大阪府	1.34倍	1.21倍	0.96倍	0.95倍
広島県	1.58倍	1.48倍	1.18倍	1.21倍
高知県	1.21倍	1.09倍	1.08倍	1.13倍
福岡県	1.22倍	1.15倍	0.94倍	0.94倍
沖縄県	1.13倍	1.03倍	0.75倍	0.76倍

 

 

　また、総務省が同日発表した

2021年3月の「完全失業率」は

2.6％で、前月に比べ0.3ポイント

低下しました。

「完全失業者」は188万人、

前年同月に比べ12万人の増加、

14ヶ月連続の増加でした。

 

【完全失業率】

	年平均			月次（季節調整値）／ 2021年
	2018年	2019年	2020年	1月	2月	3月
完全失業率	2.4%	2.4%	2.8%	2.9%	2.9%	2.6%

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