帝国データバンクは12日、
「2015年度の正社員採用」に関する企業の意識調査
(全国の企業2万3365社を対象実施)を発表した。
新卒・中途採用が「増加する」と回答した企業の割合は、
25.3%(前年調査比1.1ポイント増)と、
リーマン・ショック前の2007年度(25.6%)以来
8年ぶりに高い水準となった。
景気回復に伴い、6年連続で「採用が増加する」
との回答が増えた。
採用増は、業種別では「建設」や「物流」
「IT関連」など人手不足が深刻な業種で目立つ。
地域別では、「四国(27.4%)」、「東北(26.7%)」、
「中国(26.2%)」が高く、全10地域のうち
北海道と九州を除く8地域で増加した。
非正規雇用については、一部で正社員への登用の動きもあり、
「増加する」の回答は12.7%(前年調査比0.2ポイント減)
と6年ぶりに減少した。
安倍政権が成長戦略で掲げる「女性の活躍推進」の実現に向け、
大企業を中心に女性を積極的に採用する方針も見られる。