時事通信社が主要100社を対象に実施した
2016年春の新卒採用計画に関する調査結果が16日まとまった。
調査は2月中旬から3月上旬にかけて実施。
70社が採用方針を回答した。
2015年春に比べ、採用を「増やす」と答えた企業は26社で、
「横ばい」が38社、「減らす」との回答は6社にとどまった。
業績回復を背景に自動車や鉄鋼、流通で採用を拡大する
動きが目立っている。学生に有利な「売り手市場」との見方が
強まる一方、採用拡大に慎重な姿勢も少なからず見られる。
面接など選考活動の解禁が大学4年の8月に
4カ月繰り下げられた影響もあり、
大手銀行や電力会社は「未定」の回答が多かった。
採用を増やす理由については、
「事業拡大」や「戦略分野への人材投入」など
成長戦略を挙げる企業が最も多かった。