2015年春卒業予定の大学生の就職内定率(2月1日現在)は、
86.7%(前年同期比3.8ポイント増)で、
4年連続で上昇したことが20日、文部科学、厚生労働両省の
調査で分かった。
前年同期からの伸び率は統計がある00年同期以降最高となり、
リーマン・ショック(2008年)の影響が出る前の
09年同期(86.3%)の水準まで回復した。
全国の国公私立大から62校を抽出し、
就職希望者に占める内定者の割合を調べた。
就職希望率は76.5%で過去最高だった。
国公立大の内定率は89.3%(前年同期比4.4ポイント増)、
私立大85.8%(同3.5ポイント増)。
約37万人が内定を得たと推計されるが、
まだ約6万人の学生が内定を得ていないと推計される。
男女別では、男子が85.3%(同3.1ポイント増)。
女子は過去最高の88.3%(同4.6ポイント増)。
文理別では、文系が86.2%で前年同期比5.0ポイント増と
過去最高の伸び幅を見せた一方、理系は88.7%で
同2.0ポイント減った。
地域別では関東が91.5%(同3.2ポイント増)で最も高かった。
他地域も前年同期を上回り、北海道・東北が過去最高の
86.4%(同5.0ポイント増)だった。