〈「令和3年12月の有効求人倍率」〉1.16倍、前月比0.01ポイント上昇

 

　厚生労働省が1月31日発表した

令和3年12月の「有効求人倍率

（季節調整値）」は1.16倍で、

前月と比べて0,01ポイント

上回りしました。

 

有効求人倍率は、全国のハロー

ワークで仕事を探す人１人に

対して何件の求人があるかを

示す。

 

「新規求人倍率（季節調整値）」

は、2.30倍で、前月を0.17

ポイント上回りました。

「正社員の有効求人倍率」は、

0.86倍となり、前月を0.01

ポイント下回りました。

 

12月の「有効求人（季節調整値）

」は、前月に比べて1.8%増と

なり、「有効求職者（同）」は

前月に比べて1.6%増となりました。

 

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉（季節調整値）			有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値）			有効求人倍率〈パート〉（季節調整値）
2020年 12月	2021年 11月	2021年 12月	2020年 12月	2021年 11月	2021年 12月	2020年 12月	2021年 11月	2021年 12月
1.05倍	1.15倍	1.16倍	0.77倍	0.87倍	0.86倍	1.01倍	1.03倍	1.07倍

 

 

これらを「業種別」にみると、

「製造業(38.0％増)」､

「宿泊業、飲食サービス業 (23.3%増)」、

「情報通信業(19.5％増)」、

「教育、学習支援業 (19.4%増)」

などで増加となりました。

 

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

	2021年	2021年
	1月	10月	11月	12月
建設業	11.9%	2.5%	6.6%	7.1%
製造業	ー11.3％	35.9％	38.0%	34.6%
情報通信業	ー16.3％	11.1％	19.5%	20.4%
運輸業、郵便業	ー10.7％	8.5％	8.6%	16.2%
卸売業、小売業	ー17.2％	4.1％	3.9%	10.6%
学術研究、専門・ 技術サービス業	ー12.2％	9.9％	13.1%	12.3%
宿泊業、飲食サービス業	ー37.5％	8.2％	23.3%	12.7%
生活関連サービス業、 娯楽業	ー26.2％	9.3％	17.3%	3.3%
教育、学習支援業	ー11.6％	12.8％	19.4%	6.6%
医療、福祉	ー5.1％	5.3％	7.5%	8.4%
サービス業（他に 分類されないもの）	ー6.9％	10.3％	16.9%	15.1%

 

 

　求人票を受理したハローワーク

ごとの「受理地別」にみると、

最高は福井県の1.71倍、

最低は沖縄県の0.75倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」

でみると、最高が福井県の1.82倍、

最低が沖縄県の0.82倍となった。

 

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

	2020年	2021年
	12月	10月	11月	12月
北海道	1.03倍	1.05倍	1.07倍	1.09倍
宮城県	1.12倍	1.33倍	1.26倍	1.23倍
福井県	1.55倍	1.93倍	1.87倍	1.82倍
東京都	0.88倍	0.90倍	0.90倍	0.90倍
神奈川県	0.84倍	0.93倍	0.88倍	0.86倍
愛知県	1.00倍	1.21倍	1.21倍	1.22倍
大阪府	0.92倍	0.94倍	0.95倍	0.95倍
広島県	1.12倍	1.25倍	1.27倍	1.29倍
高知県	1.03倍	1.09倍	1.14倍	1.14倍
福岡県	0.91倍	1.00倍	1.00倍	0.99倍
沖縄県	0.74倍	0.80倍	0.81倍	0.82倍

 

 

　また、総務省が同日発表した

2021年12月の「完全失業率」は

2.7％、前月と比べて0.1ポイント

低下しました。

「完全失業者」は171万人、

前年同月に比べ23万人の減少、

6ヶ月連続の減少でした。

 

【完全失業率】

	年平均			月次（季節調整値）／ 2021年
	2019年	2020年	2021年	10月	11月	12月
完全失業率	2.4%	2.8%	2.8%	2.87%	2.8%	2.7%

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