〈「令和4年1月の有効求人倍率」〉1.20倍、前月比0.03ポイント上昇

 

　厚生労働省が3月4日発表した

令和4年1月の「有効求人倍率

（季節調整値）」は1.20倍で、

前月と比べて0.03ポイント

上回りしました。

 

有効求人倍率は、全国のハロー

ワークで仕事を探す人１人に

対して何件の求人があるかを

示す。

 

「新規求人倍率（季節調整値）」

は、2.12倍で、前月を0.03

ポイント下回りました。

「正社員の有効求人倍率」は、

0.91倍となり、前月を0.01

ポイント 上回りました。

 

1月の「有効求人（季節調整値）

」は、前月に比べて2.6%増と

なり、「有効求職者（同）」は

前月に比べて0.7%増となりました。

 

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉（季節調整値）			有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値）			有効求人倍率〈パート〉（季節調整値）
2021年 1月	2021年 12月	2022年 1月	2021年 1月	2021年 12月	2022年 1月	2021年 1月	2021年 12月	2022年 1月
1.08倍	1.17倍	1.20倍	0.81倍	0.90倍	0.91倍	1.02倍	1.07倍	1.09倍

 

 

これらを「業種別」にみると、

「宿泊業、飲食サービス業 (38.8%増)」、

「製造業(38.5％増)」､

「情報通信業(24.7％増)」、

「サービス業（他に分類されないもの）(18.7％増)」

などで増加となりました。

 

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

	2021年			2022年
	1月	2月	12月	1月
建設業	11.9%	10.0%	7.1%	4.2%
製造業	ー11.3％	ー9.8％	34.6%	38.5%
情報通信業	19.5%	ー23.2％	20.4%	24.7%
運輸業、郵便業	ー10.7％	ー21.0％	16.2%	14.0%
卸売業、小売業	ー17.2％	ー23.2％	10.6%	13.3%
学術研究、専門・ 技術サービス業	ー12.2％	ー9.4％	12.3%	15.1%
宿泊業、飲食サービス業	ー37.5％	ー41.0％	12.7%	38.8%
生活関連サービス業、 娯楽業	ー26.2％	ー23.2％	3.3%	16.5%
教育、学習支援業	ー11.6％	ー18.8％	6.6%	12.6%
医療、福祉	ー5.1％	ー7.9％	8.4%	4.7%
サービス業（他に 分類されないもの）	ー6.9％	ー12.5％	15.1%	18.7%

 

 

　求人票を受理したハローワーク

ごとの「受理地別」にみると、

最高は福井県の1.83倍、

最低は沖縄県の0.77倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」

でみると、最高が福井県の1.97倍、

最低が沖縄県の0.85倍となった。

 

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

	2021年			2022年
	1月	2月	12月	1月
北海道	1.01倍	0.96倍	1.07倍	1.10倍
宮城県	1.21倍	1.21倍	1.29倍	1.32倍
福井県	1.68倍	1.69倍	1.90倍	1.97倍
東京都	0.89倍	0.90倍	0.90倍	0.92倍
神奈川県	0.89倍	0.89倍	0.90倍	0.90倍
愛知県	1.04倍	1.06倍	1.24倍	1.24倍
大阪府	0.94倍	0.95倍	0.95倍	0.96倍
広島県	1.16倍	1.18倍	1.31倍	1.32倍
高知県	1.08倍	1.07倍	1.15倍	1.19倍
福岡県	0.94倍	0.94倍	1.00倍	1.02倍
沖縄県	0.77倍	0.76倍	0.83倍	0.85倍

 

 

　また、総務省が同日発表した

2022年1月の「完全失業率」は

2.8％、前月と比べて0.1ポイント

上昇しました。

「完全失業者」は185万人、

前年同月に比べ14万人の減少、

7ヶ月連続の減少でした。

 

【完全失業率】

	年平均			月次（季節調整値）／ 2021年		月次（季節調整値）／ 2022年
	2019年	2020年	2021年	11月	12月	1月
完全失業率	2.4%	2.8%	2.8%	2.8%	2.7%	2.8%

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