連合は2日、2015年春闘に関する3月末の
集計(組合員数300人未満の労働組合のうち、
賃上げの回答1216労組、前年同時期比38増加 )を発表した。
平均賃上げ5185円(平均賃上げ率2.08%増)と
前年の4810円(同1.97%増)を超えている。
ただ、組合員数300人以上の労組の賃上げ
7084円(同2.35%増)は下回った。
また、政府も2日、首相官邸で政労使会議を開き、
大企業が下請けの中小企業との取引条件を改善する
ことを経済界、労働界との3者で決めた。
2015年春闘で大企業が大幅な賃上げに動いた流れを、
これから労使交渉が本格化する中小企業に広げ、
経済の好循環につなげるのが狙いだ。
安倍首相は「本日の政労使の決定で環境は整ってきた。
中小・小規模事業者の皆さんには好循環拡大に向けた
賃上げに最大限の努力を図っていただくよう要請する」と述べた。