〈「令和4年7月の有効求人倍率」〉1.29倍、前月比0.02ポイント上昇

 

　厚生労働省が8月30日発表した

令和4年7月の「有効求人倍率

（季節調整値）」は1.29倍で、

前月と比べて0.02ポイント

上回りしました。

 

有効求人倍率は、全国のハロー

ワークで仕事を探す人１人に

対して何件の求人があるかを

示す。

 

「新規求人倍率（季節調整値）」

は、2.40倍で、前月を0.16

ポイント上回りました。

「正社員の有効求人倍率」は、

1.01倍となり、前月を0.02

ポイント上回りました。

 

7月の「有効求人（季節調整値）

」は、前月に比べて0.8%増と

なり、「有効求職者（同）」は

前月に比べて1.2%減となりました。

 

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉（季節調整値）			有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値）			有効求人倍率〈パート〉（季節調整値）
2021年 7月	2021年 6月	2022年 7月	2021年 7月	2021年 6月	2022年 7月	2021年 7月	2021年 6月	2022年 7月
1.14倍	1.27倍	1.29倍	0.90倍	0.99倍	1.01倍	0.94倍	0.99倍	1.06倍

 

 

これらを「業種別」にみると、

「宿泊業、飲食業(47.7％増)」､

「サービス業（他に分離されないもの） (16.7%増)」

「郵運輸業、郵便業(14.7％増)」、

「製造業(14.5％増)」などで

増加となりました。

 

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

	2021年			2022年
	6月	7月	8月	7月
建設業	6.2%	4.2%	5.8%	4.2%
製造業	39.3％	40.8%	39.3%	14.5%
情報通信業	2.4%	6.3%	16.7%	9.2%
運輸業、郵便業	10.5%	10.6%	8.7%	14.7%
卸売業、小売業	0.9%	1.7%	2.2%	12.8%
学術研究、専門・ 技術サービス業	3.3%	8.4%	9.2%	9.0%
宿泊業、飲食サービス業	ー10.6%	ー0.9%	12.3%	47.7%
生活関連サービス業、 娯楽業	1.4%	5.7%	11.7%	13.5%
教育、学習支援業	13.1%	ー0.4%	11.1%	10.0%
医療、福祉	2.3%	9.2%	5.9%	5.1%
サービス業（他に 分類されないもの）	15.6%	11.5%	18.7%	16.7%

 

 

　求人票を受理したハローワーク

ごとの「受理地別」にみると、

最高は福井県の1.93倍、

最低は神奈川県と沖縄県の0.91倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」

でみると、最高が福井県の2.10倍、

最低が沖縄県の1.01倍となった。

 

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

	2021年			2022年
	6月	7月	8月	7月
北海道	1.03倍	1.04倍	1.04倍	1.20倍
宮城県	1.31倍	1.34倍	1.35倍	1.39倍
福井県	1.84倍	1.90倍	1.92倍	2.10倍
東京都	0.89倍	0.91倍	0.90倍	1.08倍
神奈川県	0.92倍	0.93倍	0.94倍	1.05倍
愛知県	1.13倍	1.17倍	1.19倍	1.34倍
大阪府	0.95倍	0.94倍	0.93倍	1.07倍
広島県	1.25倍	1.26倍	1.27倍	1.44倍
高知県	0.99倍	1.12倍	1.11倍	1.20倍
福岡県	0.99倍	0.99倍	0.99倍	1.11倍
沖縄県	0.83倍	0.82倍	0.80倍	1.01倍

 

 

　また、総務省が同日発表した

2022年7月の「完全失業率」は

2.6％、前月と同率となりました。

「完全失業者」は176万人、

前年同月に比べ17万人の減少、

13ヶ月連続の減少でした。

 

【完全失業率】

	年平均			月次（季節調整値）／ 2022年
	2019年	2020年	2021年	5月	6月	7月
完全失業率	2.4%	2.8%	2.8%	2.6%	2.6%	2.6%

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