損害保険ジャパン日本興亜は28日、
男性社員の育児休業取得率100%を目指す取り組みを始めたと発表した。
子供が生まれた社員に配布するメッセージカード、
育休制度の概要をまとめたチラシを製作し、
育休を取得しやすい環境づくりを進める。
「おめでとうカード」と称したメッセージカードには、
お祝いの言葉に加え、定時退社など育児と仕事との両立に関して
上司が行う支援策が書かれている。
同日、メッセージカードの第1号が
個人商品業務部の仁田課長から、今井副長に手渡された。
仁田課長は「子育てを夫婦で楽しんでください」と話すと、
今井副長は「育児で協力できることを妻に示せる」と
うれしそうに話した。
このほか、男性の子育て支援を手がける
NPO「ファザーリングジャパン」(東京都千代田区)と連携し、
管理職を対象に、育児を抱える社員のマネジメントのあり方に
関するセミナーを開く。
損保ジャパン日本興亜によると、
2013年度の男性社員の育休取得率は1.1%にとどまっている。
同社は「共働きが増えるなか、育児や介護とを両立させながら
働ける職場づくりを進めたい」(人事部)としている。