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2025.03.21

雨天決行 99

こんにちは。

ブレイブの出川です。

 

今年の3月は寒いか暑いか雪降るか風強いかという、

非常に不安定な気候になっている気がしますね。

皆さん、体調管理にはくれぐれもお気を付けください。

 

そして、今回のブログになります。

 

 

2025年3月16日(日) 9:25

 

時は来た。

 

決断から3ヶ月。

 

すでに下準備は2年半前から積んでいた。

 

ただ、それを試すかどうかという概念は当初なく、

なんとなく試してみたいという思いがわいてきたのが去年の12月。

 

 

熊谷さくらマラソンへの参加。

 

距離は5Km、10㎞、ハーフ(20km)など他にもいくつかあるのですが、

10㎞を選択。

 

40代以上10㎞部門に初参加となりました。

 

以前もお話したかもしれませんが、

2年半前にブレイブのイベントで行われた皇居マラソンをきっかけにジョギングに目覚め、

毎週土日は熊谷の荒川の土手の上を走り続けてきました。

 

夏場や風の強い日は5㎞程度。

通常はは9㎞程度です。

 

去年まではさくらマラソンが行われている当日も、

自分はただ荒川の土手の上を走っていました。

 

そして、さくらマラソンの参加を決めた12月からは、

より9㎞を中心にタイムも気にしながらトレーニングを積んできました。

 

ただ、心がけるべきことは「自分のペースを守ること」「無理はしない」

基本、いつも一人で走っているので、大群の中に埋もれた時のペース配分なり、

他者との兼ね合いとかがどうなるかわからないため、

そこを心掛けていこうとは思っていました。

先ずは完走しようと。

正直、決して自分は速いとは言えないし、ただ淡々と走っているだけなので。

 

 

しかしそんな中、本番2週間前の日曜日。

その日は一気に気温が20度くらいに急上昇し、

不覚にもジョギング後に脱水症状を起こしてしまいました。

 

別にいつもよりハイペースで走っていたわけでもないのですが、

走っている最中、いつもよりちょっとキツイ気がするとは感じていました。

そして走り終えた後、いつものようにシャワーを浴びて、

水分補給をしてもむしろ体調は悪化を辿り、

食欲も全くなくなり、発熱、嘔吐下痢を発症してしいました。

翌日休暇を頂き、病院で点滴を打ち何とか2日で回復。

 

しかし、本番への不安要素が出てしまいました。

そのため、本番1週間前の1週目追い切りは軽めの調整。

なんとかまた脱水症状になることなく、それなりのペースで9㎞を走れたので一安心。

そして、前日の土曜日はさらに軽めの5㎞走で仕上げ。

 

が、その日の午後から

迎えた当日の朝、冷たい雨がしとしと降っています。

基本、余程の悪天候でない限り大会は実施予定であったため、

道の混雑なども回避したいため、朝7時頃には現地に到着。

 

会場は、「熊谷さくら運動公園」

昨年の夏に「いつかの少年 ~風はMINAMIから~」のブログでも取り上げた公園です。

会場に着くとまずは屋根のある場所を探し待機。

そこには地元の高校生の陸上部とか、なんかガチなランナーっぽい人たちがいて、

ちょっとプレッシャーを感じなくはないが、まぁそれはそれでと、

とりあえず軽くウォーミングアップしたりして時間を過ごす。

が、寒いし長い。。。

当初は薄着で走ろうと思っていましたが、

もう全然気温は上がらず雨止まず。

あくまでもいつもの自分を心掛けるため、

いつものジョギングウェアをガッチリ着込んで走ることにしました。

 

そしていよいよスタート30分前。

10㎞・20㎞コースのスタート地点は、

会場から約1km離れたホームセンター前の南大通り。

 

ここでの待機も長いし屋根がないもんだから、雨に濡れるがまま。

すでにスニーカーと帽子はビショビショです。

なんとか上下ウェアは少しは撥水性があり、

体の中までは雨がしみ込んでくることはありませんでしたが。。。

これは想像以上にタフなレースになること間違いなし。

 

さらに、スタート地点に着くと。

(え~と、オイラの番号だとここか。)

 

(って、最後方やんけ~~~!)

 

先頭集団は遥か200㎜くらい先にいるようで、ぜんぜんわかりましぇん!

 

おそらく先頭集団は20㎞コースのガチランナーとかで、

そこからどんどん世代別とか距離別になっているようで、

40代以降10㎞コースは最後方ってことのようです。

 

自分としては、40代以上であり脚遅いのにハンデがあるという逆パターン。

 

ま、でもあくまで走ることを楽しむイベントだから!

上位に食い込もうとか食い込めるレベルではないのわかっているし。

と気持ちを切り替えスタンバイ。

 

そしてついに9時25分スタート!

 

ですが、何しろ200mくらい前方の先頭集団からスタートしていくので、

最後方軍団としては、スローリーなスタート。

とてもゆる~いペースの走りだしです。

 

そしてだんだんとペースが速まっていき、

200~300m走ったところから、一旦自分のペースに持ち込みました。

 

ただ、やはり周りのペースが気になる。

大体同じペースとはいえ、中にはグングン抜いていく人もいます。

 

とりあえず、落ち着いてペースを保つよう心がけます。

 

一応、熊谷さくら運動公園は、市街地からはやや籠原(熊谷駅より一駅先)よりにあり、

いわゆる郊外から市街地に向かって前半は走っていきます。

 

普段は車で通る道を走っているのは不思議な感覚です。

 

やがて南大通りを曲がり、荒川の土手下の道へ。

ここはあと数週間後にはが満開に咲き誇る場所です。

 

そして、荒川大橋をくぐり、いよいよ熊谷の市街地へ。

(ちなみに、この土手の上がいつものオイラのジョギングコースです。)

 

高崎線の高架下をくぐり、星川通りを走り折り返します。

 

後半は高崎線の線路沿いを競技場に向かって走ります。

 

 

ちなみに、ここまでで感じたことは、

自分はあまり考えていなかったのですが、

予想以上に沿道で応援をしてくれる方が多いということ。

しかも雨が降る寒空の中を、杖を突いた高齢の方や、

まだ幼稚園に入ったかどうかの小さなお子さんやその家族の方。

 

もちろん、自分も他の人も全然知らない方ばかりのことがほとんどですが、

その方々が、本当に一生懸命声援を送ってくれる姿に心打たれました。

 

正直、オイラ。

自分が2年半続けてきたジョギングが、どの程度通用するのか。

ただひたすら単走を続けてきたものが、大群の中でどういう走りができるのか。

 

それを試したかった。

 

それだけなので、こういうシチュエーションはイメージしてなかったのです。

こんなにランナー全員に心から応援してくれているとは。

(ああ、マラソン大会ってこういう感じなのかぁ。)

 

やがて、市街地からだんだん遠ざかり後半に突入。

(むむ。ちといつもよりキツイ感じがするが、何とか許容範囲か?)

 

やっぱ、なんか同じようなペースで走っている人がいると、

ちょっと抜いてみようという心が芽生え、

なにげにちょこちょこペースが上がっていた気がします。

 

そして残りもあと1,5㎞くらいかという地点で、

10㎞コースの走者と20㎞の走者の分岐点が来ます。

 

(うぉ。意外と20㎞に行く人多いな。正直オイラには20㎞は無理だ。

ここから2倍以上の距離を走るんだもんなぁ。

ん?ということはオイラ、結構この20㎞軍団と一緒にここまで走ってきていたってことだったんかい。)

 

分岐点を過ぎると高崎線の高架を再度くぐり、

いよいよゴールのある競技場も近づいてきます。

 

(さぁ。そろそろラストスパートしかけたろかな。あの角曲がったあたりからどうだろ。)

 

そして、細い道を右に曲がると、

(うぉ!直線ながっ! 新潟競馬場の千直かい! こっからスパートはやめとこ。これ思ったよりまだゴールまであるかもしれん。)

 

(抑えつつ、ちょい早めつつ。適度なペースでっと。)

 

やっぱペースを上げようとするとちょつとキツイ。

たぶんこの雨と寒さも影響している気がします。

 

そこでまた、ちょっと抜かしたくなるペースで前を走るオッサンがおり、

(ここは抜こっと。)

 

すっと抜かします。

 

すると数十メートル走った後に、そのオッサンがオイラを抜き返す。

 

(おっ! なんや。やるんかい。やるならやるぞ。)

(といってまたすぐに抜き返したら、競ってるのバレバレだからもう少し様子を見とこ。)

 

(ふむ。オイラを抜いていった割には、さほどペースは上がってないなこのオッサン。)

 

(よし。そろそろいったるか。もしここでまた抜き返してくるようであれば、ま、それはそれでいいかなと。無理はしないが今日のモットーじゃけ。)

 

そんでもって、も1回抜きますよっと!

 

(さぁ、どうくる?)

(カッカッカッ。来るなら来い!)

(お。あんま手ごたえ感じなくなったぞ。)

 

そして競技場の敷地内へ突入!

最後のトラックの入り口まで、あと300メートルくらいか?

 

もう後ろのオッサンなどどうでもいいわい!

ここからは最後、ワシとの勝負じゃ!

 

トラックに入る手前のスタッフの方のプラカードに「残り200m」と書いてある!

 

(よっしゃ!渾身のラストスパートかけたる!)

 

そして最後のトラックへ!!

 

(!!!!!!!!!!)

 

(どひぇ~~~~~~!!!!)

(トラックが雨でベチョベチョ、ドロドロの田んぼじゃ~!!)

(ラストスパートかけたかったのに、ムリムリムリ!)

(もう滑りそうで転ばないように走るのがやっとじゃ。)

(まさに泥んこレース)

 

前に、走る女性が一人。

 

(悪いけど、ここは抜かせてもらいますね。)

 

んで、さらに10mくらい先に若い男性。

 

(射程圏内だな。何とか馬場の良いとこ走って、もうほんとのラストスパート!)

(エッサッ!ホイサッ!)

ラスト10mくらいのところで抜いてゴ~~~~~~ルッ!!

 

(はぁ。はぁ。はぁ。)

(あぁ~、思ったより10㎞しんどかったかもしれん。)

 

思えば、10㎞は未知な距離。

だが、普段のジョギングからこなせる自信はあった。

 

結果、99位!

タイム 1時間1分22秒(ネットタイム 59分54秒参考記録)

 

おっし! 2桁着順じゃ!

あぶね。さっきの若者を抜かなかったら100位だったのかな?

初戦としては上出来だったかもしれん。

ただ、この99位というのが10㎞部門全般なのか、

40代以上10㎞部門だけなのかよくわかんないけど、

少なくとも過半数より上位であることは間違いない!

(40代以上10㎞部門は、男性だけで200名以上は確実にいたので。)

正直、これが早いかどうかわかりませんが、

少なくとも普段のジョギングでは9㎞をこのくらいのタイムで走っていたので、

自分の中での好タイムであることは確かです。

 

 

そして、ドリンクと参加賞のタオルを頂き、

さらにゴール後にはすぐ2次元コードから完走証をダウンロードできるという。

今はこんな風になっているんだと実感。

 

が、自分がゴールしてから3~4分後(感覚的に)。

 

「まもなく。20㎞コースの先頭の方がゴールします!」

というアナウンス。

 

(な、なに!? バケモンかよ! オイラの2倍の距離をもう完走?)

(やっぱ、格がちゃう!)

 

そして最後は、無料で頂ける豚汁を食べて、ホット一息。

 

う~む。

これ楽しかったかも。

天候は最悪に近かったたし、想像以上にタフなレースとなったけど、

やりがいはすごく感じました。

むしろ、天気が良かったら絶対もっとタイムも良かったはず。

 

いや、参加してほんとによかったなと感じました。

来年も出たい、そして好天の空の下で走りたいと思いました。

 

決して1位と2位とかそんな上位を目指そうとは思っていませんが、

多くの人と同じ距離を走る楽しさを感じた気がします。

 

そして、地元熊谷の街を走れたのも良かったです。

 

そんなまた新たな感動に出会えた3月16日でした。

それでは、また次回のブログでお会いしましょう!

See You Next Time!

 

 

 

  

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