厚生労働省は28日、平成27年7月の「有効求人倍率」を発表した。
7月の「有効求人倍率」は、1.21倍(前月比0.02ポイント上昇)、
また「新規求人倍率」は、1.83倍(前月比0.05ポイント上昇)となった。
「正社員有効求人倍率(季節調整値)」は0.75倍となり、前月と同水準となった。
7月の「有効求人(季節調整値)」は前月に比べ1.5%増となり、
「有効求職者(同)」は0.2%減となった。
7月の「新規求人(原数値)」は、前年同月と比較すると4.3%増となった。
これを産業別にみると、
「宿泊業、飲食サービス業」(10.3%増)、「医療、福祉」(8.7%増)、
「生活関連サービス業、娯楽業」(7.4%増)などで増加となり、
「学術研究、専門・技術サービス業」(2.8%減)、
「情報通信業」(2.5%減)などは減少となった。
都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)をみると、
最高は「東京都」の1.76倍、最低は「埼玉県」及び「沖縄 県」の0.84倍となった。
【主要産業における7月の求人状況(対前年同月比)(%)】
▷建設業:-1.1
▷製造業:3.3
▷情報通信業:-2.5
▷運輸業、郵便業:-1.3
▷卸売業、小売業:4.7
▷学術研究、専門・技術サービス:-2.8
▷宿泊業、飲食サービス業:10.3
▷生活関連サービス業、娯楽業:7.4
▷教育、学習支援業:7.3
▷医療、福祉:8.7
▷サービス業:1.6
【地域別の7月の有効求人倍率(倍)】
▷全 国:1.10
▷北海道:0.87
▷東 北:1.13
▷南関東:1.15
▷北関東・甲信:1.06
▷北 陸:1.28
▷東 海:1.34
▷近 畿:1.03
▷中 国:1.25
▷四 国:1.12
▷九 州:0.89