3月1日より会社説明会などの広報活動が解禁となり、
2017年春卒業予定の大学生・大学院生の就職活動が本格スタートする。
経団連の指針で、日程は2年連続で変更となり、
面接などの選考開始が前年よりも2ヵ月前倒しで、6月解禁となった。
すぐに内定を出す企業がでてくることも予想され、短期化はまぬがれない。
めまぐるしく変わる就活ルールに学生、企業ともに翻弄されている。
広報期間の短縮は、各社の採用活動にも大きな影響を与えそうである。
各社の採用チームは3月1日から、各地の大学をめぐり説明会を行う。
各社の採用チームは3月1日から、各地の大学をめぐり説明会を行う。
短期間で一校でも多く説明会を実施しようとすれば、
採用チーム1人当たりの負担が昨年と比較して倍近くにもなる。
各社の採用チームの負担を軽減するため、
学生が出身校の卒業生を訪ねてくるOB・OG訪問については
出身校に関係なく若手・中堅社員が対応するようにする。
人事部で学生の申し込みを受けつつ、出身校に関係なく社員が対応し、
業務内容や総合商社についての理解を深めてもらうこともできる。
就職情報大手リクルートキャリアが1260社を対象に調査したところ、
就職情報大手リクルートキャリアが1260社を対象に調査したところ、
「選考開始時期を6月1日以前」と回答した企業が67.9%にも上り、
「内定・内々定を6月1日以前に出す予定」の企業も44.1%で、
指針を守らない会社が多いことがわかった。