18日、文部科学省は2016年春に卒業を予定する
「大学生」の就職内定率(2月1日時点)は87.8%だったと発表した。
前年同期比1.1ポイント増で、5年連続の改善。
同じ条件で比較できる2000年以降で
最高だった08年(88.7%)に次ぐ高さとなった。
調査は62大学や短大、専門学校など
計112校の6250人を抽出して実施された。
「性別」でみると、「女子」は89.3%(前年同期比1.0ポイント増)で、
00年以降で最高。「男子」は86.5%(同1.2ポイント増)だった。
「文理別」でみると、「理系」は、90.2%(同1.5ポイント増)で、
2年ぶりに9割を超えた。「文系」は87.3%(同1.1ポイント増)だった。
「地域別」でみると、関東地区(91.8%)が最高となり、
ほかは中部地区(87.9%)、近畿地区(87.7%)、
北海道・東北地区(87.3%)、九州地区(80.9%)など。
最低は中国・四国地区の80.1%だった。
一方、「高校生」の就職内定率(1月末)は、
前年同期比0.8ポイント増の93.6%で、6年連続で改善がみられた。
14年から3年連続で90%を超え、23年ぶりの水準となった。
求人数は12%増の約35万人でだった。