厚生労働省が31日、
2016年4月の「有効求人倍率（季節調整値）」は、
前月に比べて0.04ポイント上昇となる1.34倍であったと発表した。
「新規求人倍率」は2.06倍で、前月に比べて0.16ポイント上昇となった。
また、総務省が発表した「労働力調査（速報）」によると、
「4月の完全失業率（季節調整値）」は、前月から横ばいの3.2％であった。
「正社員有効求人倍率（季節調整値）」は前月に比べ0.03ポイント増加した0.85倍となった。
「4月の有効求人（季節調整値）」は前月に比べ1.5％増加となり、
「有効求職者（同）」は1.8％減少となった。
「4月の新規求人（原数値）」は前年同月と比べ3.9％増加となった。
「産業別」にみると、「教育、学習支援業（8.2 ％増）」、「宿泊業、飲食サービス業（8.0 ％増）」、
「医療、福祉（6.9 ％増）」、「卸売業、小売業（5.8 ％増）」などで増加となり、
「情報通信業（4.5 ％減）」、「生活関連サービス業、娯楽業（0.6 ％減）」などで減少となった。
「都道府県別」の有効求人倍率（季節調整値）をみると、
最高は東京都の2.02倍、最低は沖縄県の0.94倍となった。
また、就業地別の有効求人倍率（季節調整値）をみると、
平成17年2月に集計を開始して以来初めて、
すべての都道府県で１倍を上回った。
