26日、厚生労働相の諮問機関である中央最低賃金審議会の小委員会は
2016年度の最低賃金(時給)の引き上げ幅の目安を、
全国平均で3%相当の24円(昨年度18円)とすることを決定した。
最低賃金は企業が従業員に支払わなければいけない最低限の賃金。
今の平均時給798円から時給822円に、各都道府県の時給は
初めてすべて時給700円超となる見通し。
2桁の引き上げ幅は5年連続、日給から時給ベースに切り替えた
02年度以降で最大となる。
パートやアルバイトなど雇用者全体の約4割を占める
非正規労働者の待遇改善が進みそうだ。