13日、厚生労働省は、2017年卒業予定の「高校生の求人倍率」が、
前年同期比0.21ポイント増加の1.75倍(7月末時点)であったと発表した。
1994年卒の1.98倍以来23年ぶりの高水準となり、6年連続の上昇となる。
「求人倍率」は、就職を希望する求職者1人あたり何件の求人数があるかを示す。
「求職者」は、18万5千人で前年より0.6%減少したのに対し、
「求人数」は、32万4千人で同13.3%増加した。
大学進学率が高まっていることで、求職者数の減少傾向は続いている一方、
6年連続で求人数は増加している。
「業種別」にみると、「建設業(13.3%増)」や「製造業(11.4%増)」など、
雇用の多い業種で求人数が増加しているが、
昨年はいずれも伸び率が2割を超えており、鈍化の兆しがみられる。
来春卒業予定の「中学生の求人倍率」は、0.18ポイント増加の0.91倍。
「求職者」は、5.7%減少の1006人。「求人数」は、18.3%増加の920人だった。