1. 初期費用（購入かリースか）
太陽光発電システムを導入する際の初期費用は、購入かリースかによって大きく異なります。購入の場合は100～150万円、リースは初期費用0円でリース代が1～2万円/月程度。
初期コストが魅力的なリースですが、10年しばりの契約などデメリットもあります。
長期的な視点で、自身の価値観に合ったプランを選びましょう。
太陽光発電システムの導入に向けたポイント 10選
電気料金の値上げがとどまるところを知らない今、太陽光発電システムへの注目度がどんどん高まっています。
義務化の方針を打ち出す自治体も出始め、多くの方が導入検討のためにさまざまな情報を集めています。
太陽光発電システムは導入前の細かいチェックが成功のポイントです。
絶対にチェックすべきは以下の10項目について！くわしく見ていきましょう。
太陽光発電の導入前にチェックするべきポイント
太陽光発電の導入前に
チェックするべきポイント
2. 費用対効果（発電量シミュレーション）
太陽光発電システムによってどのくらいの経済効果があるかをシミュレーションしてもらいましょう。
現在の電気代、商品の予想発電量、売電量と自家発電量などを算出することにより、年間どのくらい電気代が節約できるのかが計算できます。
3. 最適な発電容量
住宅用の太陽光パネルの設置容量は10kw未満とされていますが、さらに細かな容量は各家庭の電気使用量に合わせた設定が必要です。
容量が小さすぎるのはもちろん、大きすぎてもムダな初期投資が発生するので、最適な発電容量を選びましょう。
4. 耐用年数
太陽光パネルの耐用年数は20～30年とされ、各メーカーの出力に関する保証期間も25年が一般的です。しかし、商品やパネルの素材によっても少々耐用年数は異なるため、事前のチェックを忘れず行いましょう。
5. メンテナンス時期
太陽光発電システムは、発電効率の低下と安全性を保つため定期的なメンテナンスが必須です。
パネルの点検・清掃だけでなく、10～15年のスパンでパワーコンディショナ（発電した直流電力を家庭内で使える交流電力に変換する機器）の定期交換が必要となります。
6. 屋根形状と向き
屋根の形状や向きによって、そもそも太陽光パネルが取り付けられない恐れがあります。
必要量を満たす容量のパネルが取り付けられるか、見積もり時には現地調査を必ず実施してもらいましょう。
7. 日当たり
日当たりがきちんと確保できるかは非常に重要な問題です。
南面の屋根に大きな面積を確保できることが理想ですが、時間帯ごと・季節ごとの日当たりを検証することで、確実な発電量の確保につながります。
8. 法令による制限
地域によっては、高さ制限や各種斜線制限、日陰規制といった法令規制がかかるケースがあります。
特に注意すべきは「第一種・第二種低層住宅専用地域」「田園住宅地域」です。これらの地域に該当する場合は、事前に専門業者や自治体に確認を取りましょう。
9. 蓄電池の導入可否
蓄電池はさらなる初期投資を必要とするものの、太陽光発電の効率を大幅に向上させます。
電力会社から買う電気を大幅に削減できるため、電気代の上昇を気にしない生活が実現でき、災害時にも安心の設備となるでしょう。
10. アフターフォロー
精密な電気機器である太陽光発電システムは、万が一に備えたアフターフォローが必須の要件です。
各メーカーや取扱店によっても保証内容が変わります。それぞれを比較検討し、総合的なパフォーマンスに優れている商品・会社を選びましょう。
まとめ
太陽光発電システムは初期費用だけでなく、長期での経済効果やメンテナンスの手間、アフターフォローなど、考慮すべきポイントがたくさんあります。
どれも必ず確認すべき内容となっているので、専門業者に相談しながら導入の検討を進めましょう。
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